コラム

唾液を検査すると何が分かるの?

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2017.7.26

唾液は食べ物の消化を助けたり、口の中を潤したりする機能がありますが、この唾液が虫歯の予防にも重要な役割を果たしているということをご存知でしょうか?
唾液の検査キットを使用することで(図1)、以下のことが簡単に判定できます。

1.唾液の量
虫歯は、歯の表面に付着した虫歯菌が酸を放出し、歯を溶かすことで生じます。唾液にはお口の中を洗浄する働きがあり、唾液の量が多ければ虫歯菌の出す酸を洗い流す作用は大きくなり、虫歯に対する抵抗力が高まります。

2.唾液の緩衝能図2
唾液には虫歯菌が出す酸を中和して歯を守る働きがあります。これを唾液の緩衝能といいます。この性質は人によって異なりますので、検査することで虫歯の危険度を判定することができます。緩衝能が高い人ほど虫歯になりにくいといえます。

3.虫歯菌の多さ
唾液を採取し、専用の培地に塗布して培養することで、虫歯菌の多さを調べることができます。
唾液の量や緩衝能が低くても、虫歯菌がいなければ虫歯になりませんが、虫歯菌が多ければ虫歯になる危険度は高くなります。

唾液の検査をするだけで、これだけのお口の情報を得ることができます。お口の中が虫歯になりやすい環境であれば、いくら虫歯の治療をしても、繰り返し虫歯は再発するでしょう。
唾液検査を含めリスク診断をすることで、お口の中の状況を把握し改善することで、虫歯の再発を予防していきましょう。


図1 唾液検査キット


図2 唾液緩衝能テスト

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