コラム

口臭を引き起こす原因物質は?

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2017.6.27

他人の口臭はすぐ気が付きますが、自分の口臭はなかなか気が付かないものです。3割以上の人は「自分にも口臭があるのでは」と気にしていると言われています。
口臭を引き起こす原因物質はいろいろありますが、中でも揮発性硫化物硫化水素メチルメルカプタンジメチルサルファイド)が3大原因物質とされています。
そして口臭の90%以上が口腔内の疾患、異常が原因で発生することが分かっています(病的口臭)。
ただし、病的なものだけでなく健康な状態でも発生する口臭もあります。これは主に唾液の分泌量が低下する時、例えば起床時、緊張時、空腹時、運動時などで生じます(生理的口臭)。

また口腔内で発生する口臭の約60%が、舌苔によるもので、舌清掃(図1)だけで解決することがあります。
お子様でも口臭が強い方がいらっしゃいますが、原因の多くは舌苔や口呼吸による口腔乾燥であるため、舌清掃をするか、鼻づまりによる口腔乾燥の場合は耳鼻科受診で改善します。

口臭は、原因物質を測定することで口臭の強さや原因を推測することができます。
当院で使用する口臭測定器(オーラルクロマ)(図2)は下記の揮発性硫化物を測定することができます。
① 硫化水素
磨き残しや舌苔が主な原因。生理的口臭でも検出されます。歯みがきの改善や舌清掃で改善されます。

② メチルメルカプタン
歯周病に罹患されている方で多く検出されます。歯周病治療で改善されます。

③ ジメチルサルファイド
飲食物や内臓疾患からの臭いの成分が血液中に移行し、肺のガス交換によって呼気より排出されます。食生活の改善や内科受診で改善されます。

口臭の悩みはなかなか他人に言えないものですが、多くの人が関心を持っています。実際は臭わないのに口臭があると思い込んでいる方も少なくありません。口臭測定器を使用すれば、今のご自身の口臭の程度を客観的に知ることができます。口臭がなければ安心できますし、あれば改善させるための対策を考えましょう。
まずは気軽にご相談下さい。

図2 口臭測定器(オーラルクロマ)
図1 舌清掃に使用する舌ブラシ

図1 舌清掃に使用する舌ブラシ
図2 口臭測定器(オーラルクロマ)

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