コラム

虫歯治療に再治療が多いのはなぜ?

コラム

2009.5.25

「虫歯治療をしたからその歯はもう心配ない」って普通の人ならそう思いますよね。でも実は成人の虫歯治療の多くは既に治療をした歯の再治療だったのです。
ではなぜそのようなことが起きるのでしょうか?

虫歯菌やそれが放出する酸、あるいは食事のたびにかかる咬み合わせの力など、歯はお口の中で常に過酷な状況に晒されています。特に咬む力はかなり強く、思いきり強く咬むと1本の歯に対しておよそ1人分の体重と同じくらいの力がかかると言われています。例えば銀歯で治した歯に繰り返し咬み合わせの力がかかると、歯と銀歯との間にひずみが生じて接着剤が崩壊したり剥がれたりして隙間が生じます(図1)。その隙間に虫歯菌が侵入すると歯の内部で虫歯になってしまいます(図2)。これを二次ウ蝕と呼びます。

二次ウ蝕というものはやっかいなことに、見えない所で進行するのでなかなか気が付きません。また、きちんと歯磨きをする人でも二次ウ蝕になります。なぜなら歯と詰め物との間にできたわずかな隙間は歯みがきをすることが不可能だからです。つまり全く歯みがきが出来ない場所が出来てしまうのです。

ではどうすれば二次ウ蝕を防ぐことができるのでしょうか?
二次ウ蝕を防ぐにはまず、詰め物と歯を接着させる材料に耐久性がなくてはなりません。山手通り歯科では、特にセラミック治療の際には耐久性の高い特殊な接着方法を用いて虫歯の再発を防ぎ、10年の保証をしております。 ただし日常の歯みがきを十分に行い、虫歯のリスクを出来るだけ小さくすることは言うまでもありません。


図1 かぶせ物に繰り返し咬み合わせの力が加わると、かぶせ物の辺縁部にひずみが生じて接着材が剥がれ、虫歯菌が内部に侵入してしまいます


図2 ひとたび詰め物と歯との間に隙間が生じてしまうと、見えないところで徐々に虫歯が進行していきます。こうなると、あとは再治療をするしかありません

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