コラム

蓄膿症は歯が原因で起きることがある?

コラム

2009.3.30

蓄膿症(副鼻腔炎)は副鼻腔とよばれる鼻の周囲にある骨の空洞が、風邪やアレルギーなどが原因で炎症を起こしてが溜まることをいいます。
その結果

・黄色や緑色の粘りのある鼻汁が出る
・眼の下の部分が痛む
・上の奥歯が痛む、歩いた振動でも歯が浮く感じがする

といった症状が出ます。
上の奥歯が健全であっても痛みを感じることがあるのは、副鼻腔が上の奥歯の歯根と接しているからです(図1)。
また、このような副鼻腔の位置関係から、歯が原因で蓄膿症を引き起こすことがあります。
虫歯などで歯根の内部に細菌感染が生じた場合、細菌が歯根の先端から副鼻腔の粘膜に感染して炎症を起こし、慢性的な蓄膿症になることもしばしばあります。
このように歯が原因で蓄膿症になっている場合は、歯の治療をして副鼻腔への感染を断たなければ治癒は望めません。
慢性的な蓄膿症にお悩みの方は、ひょっとしたら上の奥歯に問題があるかもしれません。


図1 副鼻腔の下部は上の奥歯の歯根と接しています。 蓄膿症の場合、副鼻腔に膿が溜まるため、レントゲンでは反対側の副鼻腔と比べてやや白く見えます。

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