コラム

唇にできた水ぶくれが治らないけどどうすればよい?

コラム

2009.2.11

唇の内側に水ぶくれのようなものができて、なかなか治らないことがあります。
これが半球状の弾力あるしこりで、やや青みがかった色を呈していれば粘液のう胞とばれるものに間違いないでしょう(図1)。決して悪性ではありませんので心配の必要はありません。

口唇には小唾液腺とよばれる粘液を作る器官がありますが、粘液のう胞はこの粘液を排泄する管がつまって粘液が貯留することによって生じます。貯留する原因は、口唇を歯で咬んで傷つけてしまうことによるものが多いようです。

処置の方法としては、針で穴をあけてつぶしても再発することが多いので、局所麻酔下にて摘出手術を行います(図2・図3)。また再発防止のため、かみ合わせの調整をして唇を咬まないようにすることも必要です。大きな粘液のう胞になると摘出後に口唇の部分的な知覚麻痺を起こす場合がありますので、のう胞が大きくならないうちに受診することをおすすめします。


  • 図1 口唇の粘液のう胞

  • 図2 のう胞摘出

  • 図3 術後
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